ハワイと言えば、ローカル色豊かな食べ物があります。その多くは、その昔、さとうきび畑で働く多民族の間でできてきたもの。
このサイミンもその一つです。
その成り立ちは、1850年ごろ、サトウキビ産業に従事していた、フィリピン人、ポルトガル人、中国人、日本人などが一緒に食事をとる中で、フィリピン人が野菜を育て(ネギ)、ポルトガル人がソーセージ用の豚肉を提供し、中国人が麺を作り、日本人が出しを提供し(伝統的なサイミンの出汁は干エビ)、この形になったと言われています。
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ハワイのナルト巻き、なぜか外側が赤い。
サイミンの麺はエッグヌードル。すこし沖縄そばのような食感。
ハワイのチャーシューはほんのり甘い、中国っぽいチャーシュー。
(これはZippy'sというファーストフードレストランのもの)
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このサイミンのおともに欠かせないのが、ハワイで作られているアロハ醤油。個人的にはあまり好きではありませんが、ハワイの食卓には欠かせません。
昔から地域のお祭り、ファーストフード、または家庭でもよく食べられたサイミン。
最近ではおしゃれなレストランでも、ちょっぴり高級感をだした「サイミン」というものがメニューにあります。
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そして、マクドナルドでも!メニューになくても、シークレットメニューとしてあるとか。
多民族社会のハワイで、できた ハワイならではのサイミン、一度試してみてください。
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