湯葉やおからを作った残りの大豆で、テンペを作ることにしました。
テンペが発酵するのは、25度から30度前後で、24時間前後かかります。
テンペとは、インドネシア発祥の大豆発酵食品。クリーミーな食感で、味はなく、ベジタリアンやビーガンの人たちにとって肉代わりのものです。
今回は見た目にこだわり、日本から買ってきた、ちょっと美しい、
経木にテンペ菌をまぶした大豆を包んでみました。
そして、早速発酵開始! 15時間経過。そっと、丁寧に包んだ経木を開けてみると、
なんやら、ふわーとにおいが。
んんん、てんぺは匂いがないのに、なんだか、馴染みのある匂いが。
鼻をくすぐったのは、納豆臭!
食べてみると、なんとなく、ねば〜っとしてるではないですか!
えええええ、なぜ???
それは、経木のせいでした。
昔、三角の納豆があったのを知っていると人も少なくないかと思います。
これは経木納豆といわれるもの。
そして、私が作ったのは、紛れもなく、この経木納豆だったのです。三角ではなく、四角ですが。。笑
つまり、テンペ菌を混ぜて仕込んだのに、納豆になってしまったのです。
なぜなら、経木についていた納豆菌がテンペ菌に勝ってしまった。
経木は薄い、木の板、多くの場合、杉やひのきを削ったもの。納豆菌は枯草菌であり、枯れ草菌って、文字通り、植物についているのです。
まあ、今回買ってきた経木が薬品処理してなく、自然の状態だったので、納豆菌も生き伸びることができたのですね。
はるばる岩手から納豆菌が経木についてカリフォルニアにやってきた、というわけです。
28時間後、できた、納豆テンペ。納豆好きな私は食べられますが、ジェイはどうでしょう?
納豆ほどの粘りがないので、いけるかも。。
結論として、この度のテンペ作りは、
誤算、見込違いというよりも、テンペ作り失敗ということでした。
でも、失敗から発見がありますね。
経木納豆がこれでできることがわかったので、今度は経木納豆をつくってみます。
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