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執筆者の写真Naoko Moller

お宝と出会い 猫のトミー



いく先々で立ち寄る、アンティーク・ショップとスリフト・ストア。今回は娘の引っ越しで、物入り。それを良いことに、いつもより「お宝さがし」に拍車がかかりました。


ポートランドで”Really Good Stuff"という名前のアンティークショップ、(古道具屋さん)へ。ところどころ、通路にもゴミ(商品)積み重ねられ、通れなくなっていました。




ここには看板ネコこがいるらしく、入るとすぐに娘たちは猫探し。

見つけました、天井から吹き出す暖かい風の当たるところに。随分老猫。

名前はトミー。


トミーは、tーシャツやカップ、カードにまでなっていて、大人気でした。かなりの年寄り。貫禄たっぷりです。



「寒いね〜どこから来たの?」とトミーの飼い主であり、このお店の店主のおじさん。

「ハワイから来たんだよ」

「おおお、ハワイね!僕のワイフはハワイ出身なんだ。マッキンレー高校へいったんだよ!」(マッキンレー高校とは私の住んでいたところの学区の高校です)

ハワイ談義に花が咲きます。



何か記念に買おうと思い、ガラスケースの中に、青と白のティーカップ&ソーサーをみつけました。

娘に、「これ5ドルなら買う」と言って、おじさんに、「いくら?」と聞いたら

「Kamaaina rateで5ドルでいいよ!」と。


思わず、お買い上げ!



カマアイナレートとは、ハワイにあるローカル割引です。

ポートランドでもうカマアイナでもない私に割引くれるなんて、おじさんありがとう。



Made in England、Liberty Blue のこのティーカップ&ソーサー絶対5ドル以上するものなのでちょっとワクワク。





「奥さんがハワイ出身なら、ハワイにも良くいくの?」と聞いてみると、


「いや、もうしばらく行ってないな。死んだんだよ。親戚は家族みたいだけどね。。」


「ワイフはもう死んじゃったし。トミーが死んだら、この店は閉めるよ」と

寂しそうに言っていたのが心にささりました。


おじさん、商売っ気はなく、お店に来る人とおしゃべりが楽しみなんだろうな。

来年、また、行ってみよう。それまで、元気でね。おじさんもトミーも。




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